「動画編集を始めてみたいけれど、何から手をつければいいのか分からない」「高いソフトを買わないと編集はできないのでは?」——こんな不安を抱えていませんか。結論からお伝えすると、動画編集は無料ソフトだけで十分に始められますし、やり方の全体像さえつかめば、初日から1本の動画を完成させることも可能です。
この記事では、動画編集がまったく初めての方に向けて、無料ソフトを使った編集の流れを「4つのステップ」に分けて解説します。読み終えるころには、次のことが分かるようになります。
- 初心者に最適な無料ソフトの選び方
- 素材の取り込みからカット編集までの具体的な手順
- テロップ・BGM・効果音の入れ方の基本
- 完成した動画を書き出す方法とつまずきやすいポイント
この記事を書いた人
会社員をしながら副業で月10万円以上を稼ぐ、現役フリーランス動画編集者です。未経験から独学で編集を覚え、いまではYouTube案件を中心に継続的に受注しています。かつての自分がつまずいたポイントを踏まえ、初心者が最短で「1本完成させる」ための手順をまとめました。
動画編集を始める前に準備するもの
本格的な機材をそろえる必要はありません。最初は、いま手元にあるもので十分にスタートできます。とはいえ、快適に進めるために最低限そろえておきたいものを確認しておきましょう。
- パソコン:できればメモリ16GB以上が理想ですが、8GBでも短い動画なら編集できます。まずは手持ちのPCで始めてOKです。
- 編集ソフト:後述する無料ソフトで問題ありません。ダウンロードとインストールだけで準備完了です。
- 素材(動画・写真):スマホで撮った動画で十分です。練習段階では新たに撮影する必要すらありません。
- イヤホン・ヘッドホン:BGMや効果音の音量バランスを整えるときにあると便利です。
「機材をそろえてから始めよう」と考えると、いつまでもスタートできません。まずは無料ソフトを入れて、スマホの動画で1本作ってみる。この身軽さが継続のコツです。
動画編集のやり方は「4ステップ」で覚えると迷わない
動画編集と聞くと難しそうに感じますが、作業の流れそのものはとてもシンプルです。プロの現場でも初心者の練習でも、大きく分けると次の4ステップで進みます。
- ソフトを選ぶ・準備する
- 素材を取り込み、いらない部分を切る(カット編集)
- テロップ・BGM・効果音で見やすく仕上げる
- 動画ファイルとして書き出す(エクスポート)
まずはこの流れを頭に入れておきましょう。細かいテクニックは後からいくらでも身につきます。大切なのは「順番どおりに手を動かして、まず1本完成させる」ことです。
ステップ1:初心者におすすめの無料ソフトを選ぶ
最初の関門が「ソフト選び」です。有料の定番ソフトもありますが、始めたばかりの段階では無料ソフトで十分です。ここでは2026年現在、初心者に人気の無料ソフトを3つ比較します。
| ソフト名 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| DaVinci Resolve(ダヴィンチ リゾルブ) | 無料版でもプロ並みの編集・色補正が可能。バージョン20系が最新で、商用利用もOK。 | 本格的に副業まで見据えたい人 |
| CapCut(キャップカット) | 直感的な操作とテンプレートが豊富。スマホ・PC両対応で始めやすい。 | まずは手軽に触ってみたい人 |
| AviUtl2(エーブイアイユーティル2) | 2025年に約6年ぶりの後継版が登場。軽快で拡張性が高い定番の無料ソフト。 | 軽さ重視・PCスペックが控えめな人 |
迷ったらDaVinci Resolveがおすすめです。無料版でもカット編集・テロップ・色補正・書き出しまで制限なく使え、そのまま仕事レベルの編集に発展させられるからです。有料のStudio版(48,980円)は一部のAI機能を使うときだけ検討すればよく、初心者のうちは無料版でまったく問題ありません。
なお、CapCutは以前「無料版はすべての動画にロゴが入る」と言われていましたが、現行版では必ずしもそうではありません。ただし商用利用(副業案件など)を考える場合は素材のライセンスに注意が必要なので、用途に応じて使い分けましょう。
AviUtl2は、長年フリーソフトの定番だったAviUtlの後継版として2025年に登場しました。動作が軽く、拡張機能を追加して自分好みにカスタマイズできるのが魅力です。ゲーム実況など、比較的シンプルな編集を軽快にこなしたい人に向いています。一方で、初期設定やUIに慣れるまで少し時間がかかる点は理解しておきましょう。
ソフト選びで悩みすぎる必要はありません。どれも無料なので、実際に少し触ってみて「自分が使いやすい」と感じたものを選べば十分です。慣れてきて機能に物足りなさを感じたら、有料の定番ソフトへ乗り換える道もあります。
ステップ2:素材を取り込み、いらない部分を切る(カット編集)
ソフトを準備したら、いよいよ編集です。まずは撮影した動画や画像などの「素材」をソフトに読み込みます。多くのソフトでは、素材ファイルを画面上にドラッグ&ドロップするだけで取り込めます。
取り込んだら、タイムラインと呼ばれる横長の作業スペースに素材を並べます。ここが編集の中心となる場所で、左から右へ時間が流れていくイメージです。
次に行うのがカット編集です。これは、いらない部分(言い間違い・沈黙・NG部分など)を切り取って、テンポよく見られるようにつなぐ作業を指します。手順はシンプルで、次のとおりです。
- 切りたい位置に再生ヘッド(縦線)を合わせる
- 分割ツール(ハサミのアイコンやショートカット)でクリップを切る
- いらない部分を選んで削除する
- 残ったクリップ同士のすき間を詰める
カット編集は地味ですが、動画のテンポを決める最も重要な工程です。「少しでも間延びしているな」と感じた部分は思い切って削るのが、見やすい動画に仕上げるコツです。
作業を早くするコツは、ショートカットキーを覚えることです。分割・削除・再生などをキーボード操作でできるようになると、編集スピードは何倍にも上がります。最初からすべて覚える必要はありませんが、よく使う数個だけでも身につけておくと、後々の作業がぐっと楽になります。副業として案件をこなすようになると、この作業効率が収入にも直結してきます。
ステップ3:テロップ・BGM・効果音で見やすく仕上げる
カットが終わったら、動画を分かりやすく・楽しく見せるための装飾を加えていきます。ここで一気に「それっぽい動画」に近づきます。
テロップ(字幕)を入れる
テロップは、話している内容を文字で補足したり、強調したいポイントを目立たせたりするために使います。ソフトの「テキスト」機能からテロップを追加し、フォント・色・大きさ・位置を整えましょう。読みやすさを優先し、背景に負けないよう縁取りや影をつけるのが定番のテクニックです。
BGM・効果音を入れる
BGMがあるだけで動画の印象は大きく変わります。テロップと同じように、音声ファイルをタイムラインに並べるだけで挿入できます。場面の切り替えやテロップ表示に合わせて効果音(SE)を入れると、プロっぽいメリハリが生まれます。
ただし、BGMや効果音は著作権に注意が必要です。とくに副業案件やYouTube収益化を考えるなら、商用利用OKの無料素材サイトや、ライセンスが明確なサービスから入手しましょう。
(余裕があれば)色を整える
もう一歩こだわりたい人は、映像の明るさや色味を調整する「色補正(カラーグレーディング)」に挑戦してみましょう。スマホで撮った動画は暗かったり色が薄かったりすることが多いですが、明るさ・コントラスト・彩度を少し上げるだけで、ぐっとプロっぽい仕上がりになります。DaVinci Resolveは無料版でもこの色補正機能が非常に充実しており、練習にも最適です。ただし最初のうちは無理に手を出さず、慣れてからで大丈夫です。
ステップ4:動画ファイルとして書き出す(エクスポート)
編集が完成したら、最後に1本の動画ファイルとして出力します。この作業を書き出し(エクスポート/レンダリング)と呼びます。多くのソフトでは「書き出し」や「デリバー」といったメニューから行います。
初心者はまず、次の設定を選んでおけば失敗しません。
- 形式:MP4(H.264)——最も汎用的で、YouTubeやSNSに対応
- 解像度:1920×1080(フルHD)
- フレームレート:素材と同じ(一般的に24または30fps)
書き出しにはパソコンのスペックに応じて数分〜数十分かかることがあります。完成したファイルを再生して、音ズレやテロップの誤字がないかを必ず確認しましょう。これで、あなたの最初の1本が完成です。
初心者がつまずきやすいポイントと対処法
実際に手を動かすと、いくつかの「あるある」なつまずきに出会います。あらかじめ知っておくと安心です。
- ソフトが重い・固まる:他のアプリを閉じる、プレビュー画質を下げる、素材の解像度を落とすことで改善します。
- 音がズレる:フレームレート設定を素材と揃えると防げます。
- 何を作ればいいか分からない:最初はスマホで撮った日常動画や、既存動画の「まね」から始めるのがおすすめです。
完璧を目指すより、まずは荒くても最後まで作りきることが上達への近道です。多くの初心者が、最初の1本を完成させる前に「もっとうまくやらなきゃ」と手が止まってしまいます。しかし、編集の力は完成品を積み重ねるほど伸びていくものです。1本目より2本目、2本目より3本目と、必ず上達を実感できますので、まずは気楽に取り組んでみましょう。
上達を早める練習方法
編集スキルは「見る」より「作る」ことで伸びます。おすすめは、好きなYouTube動画を1本まねして作ってみる方法です。テロップの出し方、カットのテンポ、BGMの入れ方を観察して再現するうちに、自然とプロの型が身につきます。
数本作れるようになったら、それらをまとめて「ポートフォリオ(作品集)」にしておくと、将来副業案件に応募するときの武器になります。独学でも、正しい順番で練習を重ねれば、数ヶ月で副業レベルに到達することは十分に可能です。
私自身、未経験から独学でスタートし、まねして作る練習を積み重ねた結果、いまでは会社員をしながら副業で月10万円以上を安定して稼げるようになりました。特別な才能があったわけではなく、「毎日少しずつ手を動かす」を続けただけです。最初の1本さえ完成させてしまえば、あとは同じ作業の繰り返しと応用にすぎません。まずは今日、無料ソフトのダウンロードから始めてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. パソコンがないとダメですか?
スマホアプリ(CapCutなど)でも編集は可能です。ただし、本格的に取り組むなら作業効率や機能面でパソコンが有利です。
Q. どのくらいで動画を作れるようになりますか?
簡単な1本なら初日でも完成できます。人に見せられるレベルは、毎日少しずつ触って1〜2ヶ月が目安です。
Q. 有料ソフトはいつ買えばいい?
無料ソフトで物足りなさを感じたときで十分です。多くの人は無料版のまま副業デビューできます。
Q. 編集の勉強は本や動画、どちらで学ぶのがいい?
最初は無料のYouTube解説動画で十分です。実際にソフトを操作している様子を見られるため、初心者には特に分かりやすいです。基礎を体系的に学びたくなったら、書籍やスクールを検討するとよいでしょう。
Q. センスがなくても編集はできますか?
できます。動画編集の大部分は「決まった手順」と「型の再現」で成り立っています。センスよりも、まねと反復のほうがずっと重要です。数をこなすうちに自然と自分らしさも出てきます。
まとめ:まずは無料ソフトで1本作ってみよう
動画編集のやり方は、「ソフト準備 → カット → 装飾 → 書き出し」の4ステップに集約されます。難しく考えず、まずは無料ソフトで短い動画を1本完成させてみてください。1本作りきる経験が、次の一歩を大きく後押ししてくれます。
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