「動画編集を始めたいけど、ソフトはPremiere ProとDaVinci Resolve、どっちがいいの?」
動画編集ソフトの2大巨頭、Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)とDaVinci Resolve(ダヴィンチリゾルブ)。それぞれに強み・弱みがあり、選ぶソフトによって学習コストや今後の副業案件にも影響します。
この記事では、動画編集歴3年・副業として両ソフトを実務で使い分けている運営者が、料金・機能・学習しやすさ・案件需要など6つの観点から徹底比較。あなたの目的に合う1本を選べるよう、忖度なしで解説します。
結論:副業初心者はどっちを選ぶべき?
記事を読む時間がない方のために、まず結論をお伝えします。
- 副業案件を取りたい・YouTube編集メイン → Premiere Pro(業界標準)
- 無料で始めたい・カラーグレーディング重視 → DaVinci Resolve(無料版で十分高機能)
- 趣味・自分の動画を作りたい → DaVinci Resolve(無料で十分)
大前提として、副業で稼ぎたいなら Premiere Pro が無難です。理由は単純で、案件の8〜9割がPremiere Proで指定されているからです。一方で「まず無料で動画編集を試してみたい」という方には、無料版でもプロレベルの機能が使える DaVinci Resolve が圧倒的におすすめです。
Premiere Pro と DaVinci Resolve の比較表
まずは両ソフトの基本スペックを表で比較します。
| 項目 | Premiere Pro | DaVinci Resolve |
|---|---|---|
| 提供元 | Adobe(米国) | Blackmagic Design(豪州) |
| 料金 | 月額約3,000円〜(サブスク) | 無料 / 有料版約4.7万円(買い切り) |
| 対応OS | Windows / Mac | Windows / Mac / Linux |
| 業界シェア(副業案件) | 圧倒的1位 | 増加傾向だがまだ少数派 |
| カット編集 | ◎(直感的) | ◎(高速) |
| カラーグレーディング | ○(標準機能) | ◎(業界トップクラス) |
| モーショングラフィックス | ○(After Effectsと連携) | ○(Fusionで対応) |
| 動作の軽さ | △(重め・要スペック) | ○(無料版でも軽快) |
| 日本語の情報量 | ◎(圧倒的に多い) | ○(増加中) |
※2026年5月時点の情報です。料金・仕様は変更される可能性があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
Premiere Pro(プレミアプロ)の特徴
Premiere Proは、Adobe社が提供する動画編集ソフトで、動画編集業界の事実上のデファクトスタンダードです。映画・テレビ・YouTube・広告など、あらゆる動画制作の現場で使われています。
Premiere Pro のメリット
- 副業案件の8〜9割が Premiere Pro 指定。クライアントに合わせやすい
- After Effects との連携でモーショングラフィックスもシームレス
- Photoshop・Illustratorとの連携でサムネイル制作も容易
- 日本語の解説書・YouTube動画・スクールが圧倒的に多く、学習しやすい
- クラウド連携でファイル共有・バックアップが楽
Premiere Pro のデメリット
- サブスク制で毎月コストがかかる(年間で約3〜7万円)
- 動作が比較的重く、PCスペックが要求される
- カラーグレーディングは標準機能のみで、本格派には物足りない
料金プラン
Premiere Pro 単体プランは月額約3,000円〜、Photoshop・Illustrator など全Adobe製品が使える「Creative Cloud コンプリートプラン」は月額約7,000円〜です。
サブスクリプション方式なので、使い続ける限り料金が発生します。年単位だと意外と高額になるため、副業で稼げるようになるまでの「投資」と捉える必要があります。
💡 節約のコツ:デジタルハリウッド「Adobeマスター講座」など、Adobe Creative Cloud(1年版)+オンライン講座がセットで安く購入できる学割スキームを利用すると、通常価格より大幅にお得になります。
DaVinci Resolve(ダヴィンチリゾルブ)の特徴
DaVinci Resolveは、Blackmagic Design社が開発する動画編集ソフトです。元々はハリウッド映画でも使われるプロ用カラーグレーディングソフトでしたが、現在は編集・カラー・VFX・オーディオまですべて対応するオールインワンソフトに進化しました。
最大の特徴は、無料版でもプロレベルの機能がほぼ使えること。動画編集を始めたい方の最初のソフトとして、近年急速に人気が高まっています。
DaVinci Resolve のメリット
- 無料版で十分使える。サブスク料金がかからない
- カラーグレーディングは業界トップクラスの機能性
- Fusion機能でモーショングラフィックスも対応
- Linux にも対応(Premiere Pro は非対応)
- 有料版(Studio版)も買い切り約4.7万円で済む
DaVinci Resolve のデメリット
- 副業案件での指定はまだ少数派。Premiere Proに比べると案件選択肢が狭い
- 日本語の解説書・YouTube動画は増えてきたが、Premiere Proよりは少ない
- 機能が多く、初心者は最初に「どこから手をつけるか」迷いやすい
- Adobe製品との連携はできない(PSD・AIファイルなどの扱いが弱い)
無料版と有料版(Studio)の違い
DaVinci Resolveには無料版と有料版(DaVinci Resolve Studio)があります。無料版でも動画編集の95%の作業はできるため、副業初心者は無料版で十分始められます。
有料版が必要になるのは、4K以上の高解像度書き出し・特定のノイズ除去エフェクト・一部のAI機能を使いたい場合などに限られます。
6つの観点で徹底比較
ここからは、副業初心者が特に気になる6つの観点で両ソフトを比較します。
1. 料金:圧倒的に DaVinci Resolve が安い
Premiere Proは月額約3,000円〜のサブスク制で、年間3〜7万円かかります。一方DaVinci Resolveは無料版で十分始められるため、コスト面では圧倒的な差があります。
「まず無料で試してみたい」「ランニングコストを抑えたい」方は、迷わず DaVinci Resolve からスタートしましょう。
2. 副業案件の取りやすさ:Premiere Proが圧倒的
クラウドソーシングで動画編集案件を見ると、「Premiere Pro 必須」「Premiere Pro推奨」の表記が圧倒的多数。クライアントが Premiere Pro でデータをやり取りする前提で発注しているケースが多いためです。
副業で「とにかく案件を取りたい」「稼ぎたい」のが優先なら、迷わず Premiere Pro を選ぶのが現実的です。
3. 学習しやすさ:日本語情報量で Premiere Pro 優位
Premiere Proは日本でのユーザーが多いため、解説書・YouTube動画・オンラインスクールが充実しています。「○○のやり方」で検索すれば、ほぼ確実に答えが見つかる安心感があります。
DaVinci Resolveも近年は日本語情報が増えていますが、Premiere Proほどの量と質はまだありません。
4. 機能性:用途による(カラーは DaVinci 一択)
カット編集・テロップ・BGMなどの基本機能は、両者ともほぼ同等です。差が出るのは応用機能。
- モーショングラフィックス:Premiere Pro + After Effects の組み合わせが最強
- カラーグレーディング:DaVinci Resolve がプロ仕様で圧倒的
- 音声編集:両者とも標準機能で十分対応可能
5. 動作の軽さ:DaVinci Resolveが優位
Premiere Proは動作が比較的重く、PCスペックを要求します。中スペックのノートPCでは、4K動画編集時にカクつくこともあります。
一方DaVinci Resolveは、無料版でも比較的軽快に動作する設計になっており、古めのPCでも動画編集を始めやすいのがメリットです。
6. 将来性:両方とも有望
Premiere Proは安定した業界標準として、今後も大きく変わることはないでしょう。一方DaVinci Resolveは無料・高機能を武器に、急速にシェアを伸ばしています。
5〜10年後にはDaVinci Resolveの案件も大きく増えている可能性が高いため、両方使えるようにしておくのが理想です。
タイプ別おすすめソフトの選び方
パターン1:副業で本気で稼ぎたい会社員
👉 Premiere Pro を選びましょう。案件選択肢が圧倒的に多く、最短で月5万円達成のルートに乗れます。月額コストは「投資」と割り切り、半年以内の回収を目指してください。
パターン2:まず無料で動画編集を試してみたい
👉 DaVinci Resolve(無料版) を選びましょう。「自分に動画編集が向いているか」を試すには、無料で始められる DaVinci Resolveが最適です。本気で副業を始めると決めたら、Premiere Proに乗り換える選択もアリです。
パターン3:趣味で自分のYouTubeを編集したい
👉 DaVinci Resolve を選びましょう。趣味であればクライアント案件のことを考える必要がないため、無料で高機能なDaVinci Resolveがコストパフォーマンス最強です。
パターン4:将来は動画編集で独立したい
👉 両方使えるように習得するのが理想です。まずはPremiere Proで案件を取り、並行してDaVinci Resolveも触れるようにしておくと、対応できる案件の幅が広がります。
動画編集ソフトに関するよくある質問
Q. 途中でソフトを乗り換えてもスキルは活かせますか?
A. はい、活かせます。動画編集の基本概念(タイムライン・トラック・キーフレーム・エフェクト)はどのソフトでも共通です。一度どちらかをマスターすれば、もう一方への移行は1〜2週間で慣れます。
Q. iMovie や Filmora とはどう違いますか?
A. iMovie や Filmora は初心者向けの簡易ソフトで、機能制限があるため副業案件には向きません。趣味用としては十分ですが、副業で稼ぎたいなら Premiere Pro か DaVinci Resolve を選びましょう。
Q. ノートPCでも動きますか?
A. 動きますが、メモリ16GB以上・SSD搭載のノートPCを推奨します。Premiere Proの場合は特にスペック要求が高めなので、できればメモリ32GBあると快適です。
Q. 学習方法のおすすめは?
A. 完全独学の場合はYouTubeチュートリアル+書籍で進めるのが定番ですが、本業との両立を考えると動画編集スクールを利用するのが最短ルートです。スクール選びは別記事で詳しく解説しています。
まとめ:副業初心者は Premiere Pro が無難、お試しは DaVinci Resolve
最後に、この記事の要点を振り返ります。
- 副業で稼ぎたい → Premiere Pro(業界標準・案件多数)
- 無料で試したい・カラーグレーディング重視 → DaVinci Resolve(高機能で無料)
- 趣味・自分の動画用 → DaVinci Resolveでコスパ最強
- 基本機能は両者ほぼ同等。差が出るのは応用機能と案件需要
- 慣れれば乗り換えも難しくないため、最初の1本は慎重に選ぶ必要なし
もしどちらか1つだけで悩むなら、「副業で稼ぎたい度合い」を基準に選ぶと良いでしょう。本気で稼ぐつもりなら Premiere Pro、まずは試したいなら DaVinci Resolve。これがシンプルで失敗しにくい選び方です。
ソフトを決めたら、次はスキル習得です。本業がある会社員の場合、独学では時間がかかりすぎるため、動画編集スクールの活用を検討するのもおすすめです。
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最終更新日:2026年5月2日
