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「FilmoraとPremiere Pro、副業で動画編集を始めるならどっちがいいの?」——動画編集ソフトを選ぶとき、この2本で迷う方はとても多いです。手軽さで人気のFilmoraと、業界標準のPremiere Pro。値段も使い勝手も方向性がまったく違うため、自分に合わないほうを選ぶと「思っていたのと違った」と後悔しかねません。
この記事では、会社員をしながら副業で月10万円以上を稼ぐ現役フリーランス編集者の筆者が、実際に両方を使ってきた経験をもとに、FilmoraとPremiere Proを6つの観点で徹底比較します。読み終えるころには、あなたがどちらを選ぶべきかがはっきりわかるはずです。
結論:副業初心者はどっちを選ぶべき?
先に結論からお伝えします。目的別に分けると、選ぶべきソフトは次のようになります。
- 副業で継続的に稼ぎたい・案件を取りたいなら → Premiere Pro(業界標準で、クライアントから指定されることが多い)
- 低コスト・手軽に始めたい/趣味やSNS投稿が中心なら → Filmora(直感的に使えて、買い切りプランならコストを抑えられる)
ざっくり言えば「仕事として稼ぐ道具ならPremiere Pro」「手軽さとコスパならFilmora」です。とはいえ、それぞれに向き・不向きがあります。ここからは両ソフトの特徴と違いを、ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
Filmora と Premiere Pro の比較表
| 比較項目 | Filmora | Premiere Pro |
|---|---|---|
| 提供元 | Wondershare(中国) | Adobe(米国) |
| 料金体系 | 年間プラン/買い切り | 月額サブスク |
| 料金の目安 | 年間約6,980円〜/買い切り約8,980円〜 | 月額3,280円前後〜 |
| 無料版 | あり(書き出しに透かし) | なし(体験版のみ) |
| 対応OS | Windows/Mac | Windows/Mac |
| 使いやすさ | ◎ 初心者向け・直感的 | △ 学習コストは高め |
| 案件での需要 | △ 指定されにくい | ◎ 業界標準・指定多数 |
| 拡張性・機能 | ○ テンプレ・素材が豊富 | ◎ プロ用・他Adobe連携 |
| 向いている人 | 初心者・趣味・SNS | 副業で稼ぐ人・案件対応 |
※料金はキャンペーンやプラン改定により変動することがあります。最新の金額は各公式サイトでご確認ください。
Filmora(フィモーラ)の特徴
Filmora(正式名称:Wondershare Filmora)は、ソフトウェア企業Wondershare(ワンダーシェア)が開発する動画編集ソフトです。Windows・Mac両対応で、スマートフォン版もあります。世界150か国以上で使われており、日本語UIに完全対応しているため、英語が苦手な方でも安心して使えます。CapCutほど無料機能に特化しているわけではなく、Premiere Proほど高機能でもありませんが、その「ちょうどよさ」が初心者・副業編集者に支持されています。
Filmora のメリット
- 操作が直感的で覚えやすい:ドラッグ&ドロップ中心で、初日から編集を形にできます。
- テンプレート・エフェクト・BGMが豊富に内蔵:素材を組み合わせるだけで見栄えのする動画が作れます。
- 買い切りプランを選べる:毎月の固定費を抱えたくない人でも導入しやすい料金体系です。
- PCへの負荷が比較的軽い:ハイスペックでないパソコンでも動かしやすいです。
Filmora のデメリット
- 動画編集の案件で指定されにくい:クライアントワークでは「Premiere Proで納品」を求められることが多く、Filmora指定はほとんどありません。
- 細かい調整・高度な演出には限界がある:凝ったモーションや厳密な色調整では上位ソフトに一歩譲ります。
- 無料版は書き出しに透かしが入る:本格的に使うには有料プランが必要です。
Filmora の料金プラン
Filmoraは無料版でも基本的な編集はできますが、書き出した動画に透かしが入ります。本格的に使うなら有料プランへの移行が必要です。料金の目安は次のとおりです(2026年時点)。
- 無料版:透かし入り・基本機能のみ
- 年間プラン(個人):約6,980円〜/年(1台)
- 永続ライセンス:約8,980円〜(買い切り)
「まずは無料で試して、気に入ったら買い切りで長く使う」という始め方ができるのがFilmoraの強みです。
Premiere Pro(プレミアプロ)の特徴
Premiere Pro(正式名称:Adobe Premiere Pro)は、PhotoshopなどでおなじみのAdobe(アドビ)が開発する動画編集ソフトです。Windows・Mac両対応で、月額制のサブスクリプションで利用します。映画・テレビ・YouTube・広告などプロの映像制作現場で世界的に使われている定番ソフトで、まさに「業界標準」と呼べる存在です。日本語UIにも完全対応しています。
Premiere Pro のメリット
- 動画編集案件の間口が圧倒的に広い:多くのクライアントが「Premiere Proでの納品」を条件に挙げるため、案件を取りやすくなります。
- 機能・拡張性がプロ仕様:After EffectsやPhotoshopなど他のAdobe製品と連携でき、表現の幅が広がります。
- 情報・教材が非常に多い:日本語の解説記事や動画が豊富で、つまずいても調べれば解決しやすいです。
- 信頼性が高く、現場で長く使える:スキルがそのまま仕事として通用します。
Premiere Pro のデメリット
- 月額のサブスクリプション費用がかかり続ける:使い続ける限り毎月の固定費が発生します。
- 最初は操作を覚えるのに時間がかかる:機能が多いぶん、慣れるまで学習が必要です。
- 快適に動かすにはある程度のPCスペックが必要:メモリやGPUに余裕があると安心です。
Premiere Pro の料金プラン
Premiere Proは買い切りではなく、月額制のサブスクリプションで利用します。主なプランは以下のとおりです(2026年時点)。
- 単体プラン(年間プラン・月々払い):月額3,280円前後〜
- 単体プラン(月々プラン・1か月契約):月額4,980円前後
- Creative Cloudコンプリートプラン(全アプリ):月額9,000円台〜
単体プランでもPremiere Proのすべての機能が使えます。詳細はAdobe Premiere Pro 公式サイトでご確認ください。
6つの観点で徹底比較
1. 料金:始めやすさはFilmora、コスパは使い方しだい
Filmoraは買い切りプランを選べるため、一度購入すれば追加費用なしで長く使えます。毎月の固定費を抱えたくない人にとっては始めやすい料金体系です。一方Premiere Proは月額サブスクリプションで、使い続ける限り費用が発生します。ただし副業で案件を受ければ、その費用は十分に回収できる範囲です。「支出を抑えたい初心者はFilmora」「稼ぎながら使うならPremiere Proのコストは投資」と捉えるとよいでしょう。
2. 副業案件の取りやすさ:Premiere Proが圧倒的
ここが副業目的で選ぶ人にとって最も重要なポイントです。クラウドソーシングやSNSで募集される動画編集案件の多くは、Premiere Proでの編集・納品を前提としています。プロジェクトファイル(.prproj)のやり取りが発生するため、Filmoraでは受けられない案件が多いのが実情です。「稼ぐこと」を第一に考えるなら、Premiere Proを選んでおくと案件の間口が大きく広がります。
3. 使いやすさ・学習のしやすさ:入り口のやさしさはFilmora
初めて動画編集に触れる人にとって、Filmoraの分かりやすさは大きな魅力です。直感的な画面構成とテンプレートのおかげで、初日から動画を1本仕上げられます。Premiere Proは機能が多いぶん最初は戸惑いますが、日本語の教材・解説がとにかく豊富なので、学ぶ環境には困りません。「まず完成させる楽しさを味わいたいならFilmora」「多少大変でも仕事に使えるスキルを身につけたいならPremiere Pro」という違いです。
4. 機能性・拡張性:プロ用途はPremiere Pro
Filmoraは内蔵のエフェクトや素材を組み合わせて手軽に仕上げるのが得意です。一方Premiere Proは、After EffectsやPhotoshopといった他のAdobe製品と連携でき、細かい演出や高度な色調整まで対応できます。クライアントの細かい要望に応える必要があるクライアントワークでは、この拡張性の差が効いてきます。凝った表現や案件対応力を求めるならPremiere Proに分があります。
5. 動作の軽さ・PCスペック:手持ちのPCで始めるならFilmora
Filmoraは比較的軽く動作するため、ハイスペックでないパソコンでも始めやすいソフトです。Premiere Proは快適に使うにはメモリやGPUにある程度の余裕が欲しく、PC環境によっては動作が重く感じることもあります。今あるパソコンでとりあえず始めたい人はFilmora、これから編集用のPCを整える予定の人はPremiere Proでも問題ありません。
6. サポート・将来性:どちらも継続的に進化
FilmoraもPremiere Proも、定期的にアップデートが行われており、将来性の面では大きな不安はありません。Premiere Proは巨大なAdobeエコシステムの中心にあり、業界標準の地位は当面揺らがないでしょう。Filmoraも初心者・個人クリエイター向けの機能を着実に強化しています。長く付き合えるという点では、どちらを選んでも安心です。
タイプ別・あなたに合うのはどっち?
パターン1:副業で本気で稼ぎたい会社員 → Premiere Pro
継続的に案件を受けて副収入を得たいなら、迷わずPremiere Proです。案件の間口が広く、身につけたスキルがそのまま仕事に直結します。独学でつまずきたくない、最短でスキルを固めたいという人は、体系的に学べるスクールを併用するのも有効な選択肢です。
パターン2:低コスト・手軽に始めたい → Filmora
まずはお金をかけずに動画編集を試してみたい、毎月の固定費は避けたいという人にはFilmoraが向いています。無料版で操作感を確かめ、続けられそうなら買い切りプランに移れば、トータルの出費を抑えられます。
パターン3:趣味・自分のYouTubeやSNSを編集したい → Filmora
自分の動画やSNS投稿を楽しく作りたいなら、テンプレートやエフェクトが充実したFilmoraが快適です。案件納品を前提としないぶん、業界標準にこだわる必要はありません。手軽に見栄えのする動画を量産できます。
パターン4:将来クライアントワークや独立を目指す → Premiere Pro
いずれ本格的に動画編集で独立したい、企業案件までこなしたいという人は、早い段階からPremiere Proに慣れておくのが近道です。プロの現場で当たり前に使われるソフトなので、学んだことが将来そのまま資産になります。
FilmoraとPremiere Proに関するよくある質問
Q. Filmoraでも副業案件は取れますか?
取れないわけではありませんが、数は限られます。多くの案件がPremiere Proでの納品を前提としているため、Filmora対応の案件を探すことになり、選択肢が狭まります。副業として本格的に稼ぎたいなら、Premiere Proを習得しておくほうが有利です。
Q. FilmoraからPremiere Proへの乗り換えは大変ですか?
カット、テロップ、BGM、書き出しといった編集の基本的な考え方は共通しているため、Filmoraで身につけた感覚はPremiere Proでも活きます。操作画面は変わりますが、ゼロからのスタートにはなりません。「まずFilmoraで編集に慣れ、案件を狙う段階でPremiere Proへ」という進め方も現実的です。
Q. 2つを併用するのはアリですか?
アリです。自分のSNS用の動画はFilmoraでサッと作り、クライアント案件はPremiere Proで納品する、といった使い分けをしている人もいます。目的に応じて道具を選べるのは強みになります。
Q. Macでも両方使えますか?
はい、FilmoraもPremiere ProもWindows・Macの両方に対応しています。お使いのパソコンがどちらでも問題なく利用できます。
まとめ:稼ぐならPremiere Pro、手軽さ重視ならFilmora
FilmoraとPremiere Proは、どちらが優れているというより「目的が違うソフト」です。改めて整理すると、選び方はシンプルです。
- 副業で継続的に稼ぎたい・案件を取りたいなら、業界標準のPremiere Pro。
- 低コストで手軽に始めたい・趣味やSNS中心なら、直感的に使えるFilmora。
迷ったときは「自分は動画編集で稼ぎたいのか、それとも楽しみたいのか」を基準にすると答えが出やすいです。まずはFilmoraの無料版で編集そのものに触れ、案件を本格的に狙う段階でPremiere Proへ——という順番もおすすめです。あなたの目的に合ったソフトで、動画編集の第一歩を踏み出してください。

